標高と海抜の話 2019/8/24 その他, 山に関する話 山の高さを表すのに『標高』何メートルと表示されます。 一方で、山でなくその土地の高さを表すときは『海抜』何メートルとなっています。 では、標高と海抜は何が違うのでしょうか。 標高は山などの高さを表す時に用いられ、海抜は津波などの災害対策に主に活用されます。 そのため、海に近い地域の方は海抜表記の方が目にする機会が多いと思います。 ところで、標高と海抜が同じかと言えばそれは違います。 日本における『標高』は、東京湾の平均海面である「東京湾平均海面 (T.P.)」 を基準(本土から遠く離れた離島を除く)としています。 一方で『海抜』は東京湾ではなく近くの港湾などの平均海面を基準としています。例えば、大阪のハザードマップで海抜何メートルと記されていますが、これは大阪湾の平均海面を基準としています。 登山者にとっては海抜何メートルより標高何メートルの方が気になるところではあります。そして、できるだけ高い山に登りたいという欲求があるのも事実です。 唯、高い山だけが難しいとか面白い訳ではありません。百名山以外でも、草花・高山植物・秘湯の温泉・景色(展望)等、山は様々な楽しみを我々に与えてくれます。 せっかく登山をするのですから、様々な楽しみ方を探して、より山を堪能してみてはいかがでしょうか。 山行案内はこちら クライミング講習についてはこちら 山行記録はこちら 関連