スキー板の選び方

スキー板を選ぶ際には色々な要素を総合して決める必要があります。デザインや値段で選ぶというのもアリなのですが、ご自身のレベルや目的にあった板を選ぶ方が、安全にスキーを楽しめますし、また上達も早まります。
ここではカービングスキー板を例に、選ぶときに考慮しておきたい要素について説明していきたいと思います。
【長さ】
よく、ご自身の身長で板の長さを決められる方がいますが、板の長さで変わるのは対応スピードの違いです。背の低い人でも高速で滑るのでしたら長い板を選ぶ必要があります。
逆に身長が180cm以上の人でもゲレンデでゆっくりと滑るのでしたら150cmの板でも問題はありません。
レベルの高いスキーヤーほど高速で滑りますので、上達していくと長めの板をチョイスします。
バッジテストや基礎スキーを念頭に置いている方でしたら、小回り用には短い板で、大回りの時には長めの板を選択する必要があります。
【幅】
スキー板に 『11770104』と表記されていましたら、117トップ(板の先端の一番広い部分)、70ラスト(中心の一番細い部分)、104テール(板の後ろの一番広い部分)の幅です。この数字はミリ単位表示です。
面積が広いほどスピードに対応できますが小回りはしにくくなります。
【ラディウス radius 】
その板を傾けてエッジで滑った時の回転半径のことです。『R13』の表示があれば、半径13mの円を描いて滑ることができます。一般的にR10~12は小回り用、R17以上は大回りに適しています。
【構造】
大きくサンドイッチ構造キャップ構造に分けられます。
サンドイッチ構造はソール・ウッド・メタル・グラスファイバー・カーボン等の材質を重ね合わせて作られています。
キャップ構造は板の中の素材に補強素材を巻きつけたり被せたりして作られています。
サンドイッチ構造の方が板を硬くする事が出来るので、上級者用や競技用の板はサンドイッチ構造が多いです。
【フレックス flex 】
板の、たわみ(曲げ)に対する硬さをいいます。フレックスが硬いと大きな力をかけないとたわまないので上級者用、柔らかいと少しの力でたわむので初・中級者用となります。
【トーション torsion 】
板の、ねじれに対する硬さをいいます。幅の広い板はねじれやすくなります。
【キャンバー camber 】
板のセンターがトップとテールに対して半円状に曲がっています。平らな場所に板を置くとセンター部分が『かまぼこ形』のようになっています。
【ロッカー rocker 】
板のトップとテールが反っていて、平らな場所に置くとセンター部分の浮きがないものをいいます。新雪や深雪、悪雪で滑りやすいですが、普通のゲレンデでは扱いづらくなります。
【キャンバーロッカー camber rocker 】
板のセンター部分が『かまぼこ形』になっており、トップとテールあるいはトップのみが反っているものをいいます。キャンバーとロッカーのいいとこどりをしたような形状です。
【まとめ】
以上のような予備知識をある程度押さえたうえで、スタッフの説明を聞くとより理解が深まり、皆さんに合ったスキー板を選びやすくなると思います。
ぜひ、ラパンブランへお越しいただき、最適なスキー板を選んで思いっきりスキーを楽しみましょう★☆

            
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