雪彦山に登ってみよう!

【雪彦山の概要】
新潟の弥彦山、福岡の英彦山と共に『日本三彦山』のひとつとして知られる雪彦山(兵庫県姫路市)は、七種山と並んで岩場のある峻険な山です。
ここでひとつ注意しなければならないのは雪彦山という山そのものは存在しないということです。
雪彦山の定義には複数あって、姫路市では、雪彦山を三辻山、北の鉾立山、南の洞ヶ岳(大天井岳)の総称だとしています。
一方、国土地理院発行の2万5千分の1地形図では、三辻山を雪彦山として二等三角点を置いています。
【雪彦山を登る】
雪彦山のコースの途中には出雲岩、覗岩、セリ岩などの奇岩・巨岩が続けて表れ、“クサリ場”“馬の背”と呼ばれる岩稜帯があります。この山も七種山と同じくアルプス級の山を目指す方には足馴らしに丁度いい山です。

雪彦山

一周約8km強の周回コースを約4時間半程で歩ければ充分です。
ただ、個人的には5月から9月の天候悪い日には行きたくありません。
なぜなら、雪彦山は関西では大杉谷(三重県)に匹敵する山ヒルの名所だからです。
もし、皆さんが雨の日に雪彦山へ赴いたならば、足元だけでなく体中に
取り付いてくる山ヒルを経験することになります。相当好奇心旺盛の方以外は、雨の日に行かないのが無難ですね。
【雪彦山でクライミング】
この山には関西を代表するクライミングルートがあり、“裏道”と呼ばれる上級者向けのコースがあります。
晴れた日には、大天井岳や地蔵岳の岩場を登攀しているクライマー達を見ることができます。
このコースは、剱岳槍ヶ岳にチャレンジされる方には格好の練習場となっていますので、ラパンブランにおいても、クライミング講習の会場として利用することがあります。
【おまけの楽しみ】
雪彦山にはもう一つのお勧めポイントがあります。それは帰り道にある立ち寄り湯である雪彦温泉があることです。登山やクライミングで身体を十分に疲労させてから温泉に浸かると、気持ちよさが倍増ですね!
雪彦山に行って景観を楽しまれるなら、ヒカゲツツジやタムシバ(モクレン)、アケボノツツジ(アカヤシオ)が咲いている4月か紅葉の11月がお勧めです。
山行には資格を持った山岳ガイドを是非お供にしていただければと思います。
ラパンブランへぜひお気軽にお問い合わせください。
            
雪彦山登頂記181110はこちら
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